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こんにちは! 歯科衛生士の外山(とやま)です🐰
最近セミの声もちらほらと聞こえ始めて、本格的な夏の訪れを実感しております🌻
大変暑い日が続きますが、皆様も熱中症には十二分に気をつけていただき、こまめな水分補給、クールダウンを心がけましょう!🍧
今回は、妊娠中の女性が気をつけたい「妊娠性歯周炎」についてお話します。
「妊娠すると歯ぐきが腫れやすくなる」
「歯みがきのときに出血するようになった」
そんな症状を感じたことはありませんか?
それ、もしかしたら妊娠性歯周炎かもしれません。
?妊娠性歯周炎とは?
妊娠中のホルモンバランスの変化によって、歯ぐきが炎症を起こしやすくなる状態です。特に、女性ホルモン(エストロゲンやプロゲステロン)の影響で、歯周病菌が増殖しやすくなったり、歯ぐきが敏感になったりします。
【主な症状は?】
歯ぐきの腫れ
歯みがき時の出血
赤くブヨブヨした歯肉
歯ぐきからの膿(重度の場合)
口臭の悪化
「つわりが辛くて歯みがきができない…」という時期もあるかもしれませんが、放置すると悪化してしまいます。
妊娠性歯周炎のリスクとは?
実は妊娠性歯周炎は、母体だけでなく、胎児にも影響を及ぼすことがあると言われています。
【歯周炎がもたらすリスク】
早産や低体重児出産のリスクが高まる
妊娠高血圧症候群の発症リスク
母体の免疫力低下
歯周病菌が血液を通じて体内に広がることで、子宮の収縮を促す物質(プロスタグランジン)を増加させてしまい、早産のリスクが上がるとも考えられています。
妊娠中は口内環境が乱れやすい時期ですが、ちょっとした工夫で妊娠性歯周炎を予防できます!
では、どうやって予防・ケアすればいいのでしょうか?
妊娠期の歯ぐきケア5つのポイント
1、優しく丁寧な歯磨き
特に歯と歯ぐきの境目を意識して磨く
2、体調がいい時間帯のケア
つわりの少ない時間に歯みがきをすると楽です。
3、フッ素入りの歯みがき粉の使用
むし歯予防にも効果的です
4. こまめなうがいで口の中を清潔に保つ
歯みがきが辛いときは水やマウスウォッシュで代用
5. 歯科検診を受ける
妊娠中期(妊娠5〜7ヶ月の安定期)が最適。歯科医に妊娠中であることを伝えましょう。この期間は、歯科治療やクリーニングを受けるのに適した時期です。
妊娠性歯周炎は予防と早期発見がカギ🔑となります。
赤ちゃんの健康のために食事や生活習慣を見直すように、歯ぐきの健康にも気を配ってみてください。妊娠中は体に大きな変化が起こる時期だからこそ、口の中の健康も意識して守っていきましょう!✨
気になる症状がある方は、無理せず歯科医院に相談してみてくださいね。